空腹は最高の調味料であり嫉妬は最高の媚薬である
カテゴリー:スピリチュアル
易で夢を売る男 泰志龍です。
子供の頃。散々外で遊び回ってお腹をペコペコに空かせて帰ってきた後に食べた晩ご飯というのはとてつもなく美味しいと感じられたのではないでしょうか?
極端な話本当に空腹な時というのはおかず無しの白御飯だけでも充分なぐらい美味しく感じられてしまうものなんですよね。
美味しい食べ物を食べた時の感動
私自身考えて見ればその頃のような“うなり声を上げながら御飯を掻き込む”というような食べ方は久しくしていません。
もちろん「大人のマナー」というのもありますけれど“食”という行為に“感動”することが少なくなって来ているのは間違いないような気がするのです。
もちろん美味しいものを頂いた時には「美味しい!」という“感動”を味わうのですが頻度は少なくなっていますね。
日本が「飽食の時代」と呼ばれるようになってもう随分経ちました。
「食べられることが当たり前」な状態だからこそ食べ物に対するありがたみが薄くなってしまっているのかもしれません。
これは気をつけないといけないなと自分でも思います。
恵まれている状態が当たり前な状況が続けば続くほど人間は謙虚な心を忘れ今ある幸せに気づけなくなっていきます。
炎天下の中を歩いてきたあとに冷房の効いた部屋に入れば「涼しい~!気持ちいい~!」と感じるでしょう。
でももともと涼しいところに居た人が同じ部屋に入っても何も感じないというのと同じ。
今苦労をしているということは、、、
最初からずっと恵まれた環境にいる人は幸せかもしれないけれどその幸せに対する感動は薄いでしょう。
辛い経験をしてきた人ほど幸せな状態を手に入れた時に喜びもひとしおになると思うんです。
今苦労をしている人はすなわちその苦労を抜けた時の喜びがある。
最初から苦労知らずで来た人では決して味わえない感動があるということですよね。
嫉妬への向き合い方
もう一つ「嫉妬」のほうですが・・。
この格言にある「空腹」も「嫉妬」もイヤなものであり出来れば経験したくない状態ですよね。
誰だって自分が大切に想っている人を誰かに奪われるのは良い気がするはずがありません。
だけどもこう考えることも出来ます。
「嫉妬心があるから成長出来る」
例えば男女間の問題ならば・・
相手が100%自分だけを見てくれて自分だけを愛してくれ他の人には目もくれない状態。
しかもそれがこの先ずっと続くことが“確定している”状態・・というのを考えてみましょう。
これは理想的な状態かも知れませんが実はこの状態が理想と言えるのは“こちら側も相手に対する思いやりをずっと持ち続けられる場合”に限ってのみなのです。
大抵の場合は必ず甘えが出て来ます。
成長がなくなるとき
何をしていても愛してもらえるとしたら人間的な成長はなくなり下手をするとどんどんダメな人間になっていくことも考えられます。
人は自分と自分の好きな人以外にも多くの人間と関わり合って生きていくものです。
当然自分が好きになるぐらいの人であれば自分以外の人間がその人を好きになる可能性だって充分あります。
もちろん自分の好きな人が自分以外の人間を好きになる可能性だって。
だからこそ「相手の目をこちらに引きつけておくために」人は努力をするのではないでしょうか。
「相手に気に入られるにはどうしたらいいか?」を考えること。
それがすなわち創意工夫。
もちろんいくら工夫したって失敗することもあるでしょう。
でもそういう経験を積み重ねることによって人間としての魅力を磨いていくのではないかと考えることも出来るのですね。
ということで「占い」というのも「当たる・当たらない」だけではなく「自分を知る・相手を知る」こと。
つまり好かれ選ばれる自分を作って行く為の工夫のヒントとして使って頂けたら嬉しいなと思います。